人気ブログランキング | 話題のタグを見る

独り言


とりとめのないつぶやき
by pooch_ai
以前の記事

強烈なダブルパンチ



   ~写真撮れずに風邪ゲット~




強烈なダブルパンチ_c0019055_15545867.jpg 
  新しい体操教室で、デジカメ一眼のクラブに入り、撮影旅行などにも行かれているという方と親しくなり、写真を見せていただいたのだが、思わず、「ほっー!!」と、大きなため息が漏れたのだった。





 それは、まさしく“芸術写真”と呼ぶに相応しい作品ばかりだったから。
「へえー、水の流れがこんな風に撮れるの?」とか、「光と影が捉え方によっては、こういう写真に仕上がるのね・・・」と、感心しながら、これに比べたら、私の撮った写真なぞ、子供のお遊びに過ぎないな、と打ちのめされた気分であった。



強烈なダブルパンチ_c0019055_167060.jpg 
 もともと写真は、BLOGの文章に添えるために撮り始めたのだが、そのBLOGにしても、最近は新鮮味に欠けるというか、マンネリ気味で、いささか飽きてきたし・・・、と思ったら、なにもかもが色褪せた感じがして、急速に興味が薄れてしまい、体調がよくなかったこともあり、長い間、更新もせずにいた。



 だが、今まで続けてきたのに、ここで止めてしまうのはもったいない気もするし、止めるのはいつでも止められるのだから、と気を取り直し、チューリップの花が咲いているという、船橋のアンデルセン公園に出かけてみることにしたのだった。

強烈なダブルパンチ_c0019055_16152035.jpg




 チューリップは、普通3月下旬から5月にかけて咲く花だから、最初は、「えっ、この寒さの中で?」と、耳を疑ったのだが、品種改良の結果、真冬に咲かせることに成功したのだそうだ。



強烈なダブルパンチ_c0019055_16203437.jpg  

 そう聞いたとたん、冬咲きのチューリップたちに会いに行きたくなった。咲いているのが「アンデルセン公園」というのも、メルヘンの世界を連想させる楽しい場所のような気がしたので。





 だが、ウキウキした気分でいられたのも、家を出るまでだった。朝は、晴れていいお天気と思われていたのに、いつの間にか、太陽は厚い雲の陰に隠れてしまい、バスを降りたときは、冷たい北風がほほをなぶり、なんだかイヤな予感がした。



 

 ゲートを入るとすぐ、寒々とした感じの裸木の枝に囲まれるようにして立つ、巨大なモニュメントが目に飛び込んで来た。「見覚えがあるような・・・」と思ったら、やはり、岡本太郎の作品であった。
 この「平和を呼ぶ」像は、船橋市の平和都市宣言記念シンボル像として、1988年に建てられたのだそうだ。


強烈なダブルパンチ_c0019055_16324656.jpg




 公園内は、「ワンパク王国ゾーン」、「子ども美術館ゾーン」、「メルヘンの丘ゾーン」、「自然体験ゾーン」の4つに分かれていたが、前方に広がる冬枯れの風景に、完全に来る日を間違えたと思った。


強烈なダブルパンチ_c0019055_16421172.jpg

けれども、いつ頃どこへ行けば、なにが楽しめるか、どんな景色が見られるかを把握しておけば、次に来るときの計画が立てやすいから、今日は下見のつもりで、と、一通り見て回ることにした。







 ワンパクゾーンの芝生の広場では、まさに「子どもは風の子」で、笑いさざめきながら、元気に走り回っている大勢の幼稚園児たちの姿が見られた。ここには、噴水や池、何連もの水車などもあり、夏場には、水遊びをする子どもたちで、さぞ賑わうことであろうと思われた。

強烈なダブルパンチ_c0019055_1714303.jpg



 途中、ミニカー広場に停まっていたバイクやミニカーが可愛らしかったので、何枚か写真を撮った。

強烈なダブルパンチ_c0019055_17181816.jpg

強烈なダブルパンチ_c0019055_17185781.jpg

強烈なダブルパンチ_c0019055_17193512.jpg







 その後、橋を渡って、メルヘンゾーンへと向かった。


強烈なダブルパンチ_c0019055_17223796.jpg




「太陽の橋」と名づけられた橋の欄干には、「人魚姫」や「親指姫」など、アンデルセン童話をモチーフにしたプレートがはめ込まれていて、メルヘンの世界へ誘われている感じがした。


強烈なダブルパンチ_c0019055_1724577.jpg

強烈なダブルパンチ_c0019055_1727217.jpg










 橋の上から見下ろすと、ボートハウスや水上ステージが眺められた。





強烈なダブルパンチ_c0019055_1732571.jpg 
 夏には、ボートに乗ったり、ボートハウスのオープンデッキで、焼きたてパンを食べたりもできるようで、今から、楽しみというか、夏が来るのが待ち遠しい気分にさせられた。






 橋を渡り切った先には、デンマークの風車職人が作ったという粉ひき風車が立っていた。「これで粉をひいていたのか!」と、しばし、はるか昔に思いを馳せたのだった。


強烈なダブルパンチ_c0019055_17362843.jpg





 そして、その足元に、目を向けた瞬間、「これが件のチューリップ?」と、満開の時期は過ぎた、薄いピンク色の縮れたような花びらの花たちに、拍子抜けがしたのだった。


強烈なダブルパンチ_c0019055_1739023.jpg



強烈なダブルパンチ_c0019055_17414483.jpg










 お目当てのチューリップにはがっかりしたものの、デンマーク国内外で、初めて複製を許可されたというアンデルセンの像や、農家を再現した建物なども見ることができたし、童話館や自然体験ゾーンなど、来る時期さえよければ、なかなかいい所のようだから、是非、また来てみよう。緑まばゆい初夏の頃がベストかな、と思いながら、出口へと向かったのだった。


強烈なダブルパンチ_c0019055_17464084.jpg



 バス停で、バスを待つ間も、身震いするほど寒く、帰りの電車の中で、続けざまに大きなくしゃみをしている人がいて、不安だったのだが、案の定、翌日から、体の節々が痛み、熱も少し出て、ダウンしてしまった。幸い、単なる風邪で、新型インフルエンザではなかったようだが、写真も撮れず、「泣きっ面に蜂」という感じであった。




強烈なダブルパンチ_c0019055_17492758.jpg





*写真をクリック→左上に出た小窓を最大化すれば、写真を拡大してご覧いただけます。
by pooch_ai | 2010-02-12 17:55
<< 字数合わせに四苦八苦 北風にも負けず >>


その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧