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10月に入ったというのに、真夏の暑さ。 そんな中、昨日、デジカメ片手に、動物園へ行って来た。 朝刊で、都民の日が無料開放日であることを知り、「カバの汗が赤い」ことを、 この目で確かめ、カメラに収めたくて。 去年の夏、たまたま見ていたTVのクイズ番組で、「カバの汗が赤い」事を知り、 へーと、思っていた。 その直後に、今度は、新聞で、「カバの赤い汗には、日焼け止めと、抗菌作用がある」ことをつきとめたという、京都薬科大の橋本貴美子助教授の記事を読み、すっかりうれしくなってしまった。 カバの汗に含まれる赤とオレンジの色素が、紫外線や細菌から肌を守っているのだが、英科学誌ネイチャーに発表したら、製薬会社からも問い合わせがきたとか。 だが、「このままでの実用化は難しく、できたとしても赤い日焼け止めになるから、絶対売れないでしょうね」とは、ご本人の弁。 私は、元来、どこか変わったところのある人に、強く惹かれる性質で、この記事を読んで以来、彼女のファンになってしまった。同時に、どうしても「カバ公の赤い汗が見たい」という思いにとりつかれ、動物園にも出かけたのだが、去年の夏も、猛暑で、カバは水にもぐったままで、顔を見る事もできなかった。 その無念さをはらすべく、行ってはみたものの、予想通り、休日の無料開放日とあって、園内は、子供連れで大混雑。人気者のパンダは、休息中とかで、拝謁は叶わず、どの檻の前も、黒山の人だかり。 で、他の動物たちは、ざっと見ながら、カバの檻へと向かったのだった。 思いが通じたようで、カバ公ともご対面。なんとかカメラにキャッチすることもできたが、汗が、本当に赤いのかどうかは、確かめようがなかった。遠目には、カバの肌は、赤茶色に見えたし、汗ばむほどの陽気ではあったが、肌が濡れているのは、汗なのか、水にもぐっていたからなのかもかもわからなかったから。 「秋の日は釣瓶落とし」というが、着いたのが、午後を大分まわっていたから、五重塔へ辿り着いた頃には、早や夕暮れの感じでもあり、何よりも人ごみに辟易していたので、早々と別れを告げることにしたが、チョッピリ、ワクワク気分も味わえた、結構楽しいサタデー・アフタヌーンでもあった。「カバの汗から作られた、日焼け止めクリーム」なんて、想像しただけで、吹き出したくなるから。
by pooch_ai
| 2005-10-03 00:20
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