独り言 |
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~開園直後の動物園へ~ さすが、獰猛な肉食獣だけであって、ライオンやトラが、骨付き肉にかぶりつく有様は、迫力満点で、見ていると、ゾーと、背筋に寒気が走るほどであった。 NHKのTV番組「ためしてがってん」を観て、動物園で飼育されている、ライオンやトラなど、夜行性の動物たちは、昼間は殆ど寝てばかりいて、動き回る姿を見ることはできないが、唯一、見られるのが、彼らの朝食時間である開園直後だと知った。 どうりで、今まで、何度も動物園には行っていたのに、彼ら同様、夜型人間の私は、出かけるのが、昼前後だったから、1度も見た事がないはず。と、納得したのだが、ならば、開園直後に行ってみようではないかと、一念発起(?)して、出かけてみたのだが・・・。 ガラス越しとはいえ、彼らが、ガツ、ガツと、むさぼるように、餌に喰らいついている光景は、あまりに生々しく、残骸のような、鎖につながれた食べ残しの骨は、見ているうちに、だん、だん、胸が悪くなってきそうで、早々に退散することにした。 後で見たら、ガラスが汚れていたのと、祭日で、子供連れの見物客が多く、混みあっていたし、動物は動きが早く、いい写真は撮れなかったが、残念な気もする一方、私は、なんでも美しいものが好きだから、あまり鮮明ではない分、逆に救われたような気もしたのだった。 猛獣でも、足跡は、こんなに可愛いのにと、獣舎前の小道に残されたライオンの足型をカメラにキャッチ。 一度、入り口近くまで戻り、花壇のある広場に出たら、五重塔が目に入り、こんな方角からも見えるとは、知らなかったと思いながら、なぜか、ほっとした。 朝から、一寸、残虐な(?)シーンに遭遇してしまったせいか、どっと疲れを感じていたのが、タイからプレゼントされたという、黄金色のあずまや「サーラータイ」を眺めたり、優しく、のんびりした感じのする(意外に動きは早いのだが)象さんや、お猿さんたちの空中綱渡りなどを見て回っているうちに、徐々に、解消されていったのだった。 まあ、とにかく、初めて、「百獣の王」と言われるだけあって、貫禄十分のライオンを見ることができて、目的は達したのだから、今日のところは、これまでと、動物園を後にした。 混雑する上野公園は避けて、帰りは鶯谷に出ようと、博物館方向へ向かったら、テント張りの「佐賀物産展」が開かれていた。 のぞいてみたら、唐津焼きの陶器や、塗り箸、海産物、「むつごろうの佃煮」などの他、「佐賀のがばいばあちゃん」という、ネーミングの菓子まで売っていたので、「フフ、ちゃっかり、ベストセラー本の人気に便乗して」と、思わず、笑ってしまった。 テントを通り抜けたその先には、天に向かって勢いよく水を噴き上げている噴水が目に入った。しばらく立ち止まって眺めていたら、水柱は、一定の時間を置いて、3段階に分かれて、徐々に止まったり、噴き上げたりを繰り返していることがわかった。 芸大の前を通り、鶯谷の駅へと続く道は、人通りも少なく、ひっそりと静まり返っていて、あの、上野の森の賑わいがウソのようであった。 この界隈にはお寺が多く、通りすがりの家に、山茶花が咲いていたり、少し色づいた木々も見られ、心が洗われるような気分で、このルートを選んだのは正解だったと思ったのだった。 *写真をクリック→左上に出た小窓を最大化すれば、写真を拡大してご覧いただけます。
by pooch_ai
| 2007-11-05 12:43
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