独り言


とりとめのないつぶやき
by pooch_ai
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● 続・癒されて


 ~緑に映える砂紋の清浄な美しさ~

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 行船公園の中には、動物園の他、「平成庭園」という、池を中心にした和風の築山池泉廻遊式庭園と、純和風建築の「源心庵」があるので、動物たちに別れを告げ、隣接する平成庭園に立ち寄ってみた。


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 周囲を眺めながら、飛び石伝いに園内を進み、満々と水をたたえた池のほとりに佇めば、周囲の緑が目に染みるようで、数分前まで居た動物園とは、まるで違う静寂の世界が広がっているのが、なんとも不思議な感じであった。


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 池には、100匹以上いるという緋鯉の泳ぐ姿が見られ、奥には滝や、小高くなったつつじ山があり、景色を眺めているだけでも、心が落ち着いてくるのであった。
また、池に面して建てられた「源心庵」は、地元の人々の集会や、茶会、句会などに利用されているとのことだが、池の上にせり出すように建てられているから、さぞかし眺めが素晴らしく、夏は涼しいであろうと思われた。



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 1度表に出て、「源心庵」と刻まれた石碑の立つ表門から、中へ足を踏み入れたとたん、目に飛び込んで来た光景に、一瞬、息を呑んだのであった。


 白い小石が、一面に敷きつめられ、その上にくっきりと描かれた円形の箒目が、松の緑に映えて、清浄な美しさを醸し出しており、心が洗われる感じがした。


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 以前、「波の足跡」(05年11月)にも書いたように、私は、“砂紋”に強く惹かれているが、その、竜安寺の石庭を思わせるような光景には、それこそ、居住まいを正したくなるような、というか、身の引き締まるような、一種、厳粛な気分にさせられて、その場に立ちつくしていたのであった。







c0019055_18495232.jpg 水を用いずに、白砂や石、植栽で山や水を表現する庭園様式・枯山水は、日本庭園技術の最高峰とされており、特に、砂による水の表現「砂紋」は、枯山水の大きな特徴のひとつで、水の流れや海を暗示しているとのことで、井桁紋、網代紋、青海波紋、渦巻紋、曲線紋などの種類があるそうだ。




 3年前の秋、ミカン狩の後に訪れた海岸で、偶然、波が砂浜に描き残した紋様を目にしたときの感動。それ以前にも、砂丘に風が描いた “風紋“や、ダイバーが撮った、海底の砂に波が刻んだ”砂紋“の写真は、見たことがあったが、砂浜に波が作った”砂紋“を目にしたのは、そのときが初めてであった。


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 多分、波打ち際のものは、すぐ次の波に消されてしまうか、残っていても、踏み荒らされて、きれいなまま、残されていることは滅多にないからでもあろうが、私には、そのちっぽけな紋様が、どうにも愛しく、寄せては返す波が、砂の上に残していった足跡のように思えて、”波の足跡“と勝手に命名。密かにそう呼ぶことにしたのであった。




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 「源心庵」の庭に佇んで、あのときのことを懐かしく思い出していたら、急に、たまらなく、海が見たくなり、梅雨が明けたら、海を見に行こうと思ったのだった。
 ひょっとしたら、“波の足跡”を見ることもできるかも知れない。そう考えると、期待に、胸がわくわくしてくるのだった。






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by pooch_ai | 2008-07-17 19:07
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