独り言


とりとめのないつぶやき
by pooch_ai
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続・春のプレリュード

 
 <カタクリの花を訪ねて>

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 前夜、TVのニュースで、「カタクリの花」が咲き始めた、と取り上げていたのを見て、たまらなく会いに行きたくなった。




 もう、大分前だが、「カタクリの花」がクローズアップされた一時期があった。
新聞、雑誌、TVなどのメディアが、盛んに取り上げ、「カタクリの花」を見に行くツアーが、組まれたりもして、写真では、何度か見たことはあったが、実物とのご対面は、これが始めて。


 太陽が出ているのに、天気予報では、「夕方から激しい雨」とのこと。早めに家を出て、「殿ヶ谷戸庭園」へと向かった。


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 ここは、以前、紅葉の時期に、訪れたことがあり、blogでも紹介しているが、丁度、梅が見ごろを迎えており、もみじの秋とは、また違った趣があった。


 

 ただ、庭園内に、人影がまばらなのは、あのときと変らず、湯島天神の喧騒とは、大違い。静かに花をめでながら、のんびり散策できるのは、とても心地よかった。

 
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傾斜地の花木園をはじめ、何ヶ所かで、紅梅、白梅、ピンク色の梅が、今、まさに、シーズン真っ盛りで、見る人の目を楽しませてくれていた。





 管理事務所付近で、鮮やかな紅梅に、目を奪われ、続けざまにシャッターを切ったが、よく見ると、最初、てっきり紅梅だと思いこんでいたのが、緋寒桜だったのは、嬉しい誤算で、カメラに収められたのは、予期せぬ収穫であった。

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 「竹の小径」の先の、人が群がっている一角が、お目当ての「カタクリの花」では、と思い、近寄ってみたら、大正解であった。


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 派手さはないが、ひっそりと咲いた、薄紫の「カタクリの花」たちに、心惹かれ、「始めまして」と、無言の挨拶を送りながら、カメラを向けたが、その慎ましやかな様子に、好感度アップ。因みに、花言葉は「初恋」とか。




 入り口の掲示板にも、「カタクリの花が咲きました」と、お知らせが出ていたが、やはり、前夜のTVで見て、訪れたと言う、熟年男女が、カメラを構えて、花の前に、陣取る姿が目だった。

    

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 殿ヶ谷戸庭園には、むかし武蔵野に自生していた野草が、数多く見られるということだが、この他にも、シュンランや、しょうじょうばかま、アセビ、れんぎょう、おうばい、福寿草、ぼけ、ひゅうがみずき、等々の花々が、春の前奏曲を奏でており、見上げた桃の枝では、可憐なつぼみが、ほころびはじめていた。


 茶室・「紅葉亭」の近くでは、梅の花の前に、カメラの三脚を据え、老人グループが、タバコをくゆらしながら、談笑していた。


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そのすぐ横では、黄色の小さな花をつけた「ひゅうがみずき」の前に、幼い女の子がしゃがみこみ、若いお母さんが、「ほら、全部、下を向いて咲いていて、可愛いでしょう」と、指差しながら、話しかけていた。




 花を眺めていると、誰しも、心が癒され、幸せな気分になれるものだが、ここ、殿ヶ谷戸庭園には、あわただしい都会暮らしから、失われがちな、ゆるゆるとした“ 優しい時間”が、流れているようであった。


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東風吹かば・・・、水面を吹き渡る風が、梅の香りを運んでくると、水温む季節の到来。次郎弁天池では、鯉の群れが、元気に泳ぎ回っていた。



 万物が、イキイキと活動を開始する春は、新たなる挑戦と、出発のときでもあるが、パラリンピックでの日本選手たちの活躍ぶりには、胸が熱くなった。
冬季五輪で、惨敗を喫しているだけに、さまざまな障害を抱えながらも、果敢にアタックして、素晴らしい結果を出した彼等に、心から拍手を送りたい。


c0019055_22544384.jpgそして、もうひとつ、嬉しかったのは、あの「勝浦のひなまつり」を、案内してくれた、メル友でもあるスマイルちゃんが、何度かメールをやりとりした末、目出度く、blogデビューを、果たせたことである。


URLは、個々にお知らせしますので、よろしく、お引き立てのほど、お願い申し上げます。

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by pooch_ai | 2006-03-18 21:21

  春のプレリュード


c0019055_1553026.jpg  啓蟄を過ぎて、春一番も吹き、駆け足で春が、近づきつつあるようだ。
 
 例年になく、冬の寒さが厳しかっただけに、やはり“春”の兆しが、感じられると、心がときめいてくる。



 暖かい日は、花粉地獄でもあり、今年は春の来るのが、うれしいような、うれしくないような、と思っていたのだったが。



 家の近くを歩いていても、あちこちで、遅れていた梅の開花が、見られるようになったので、友人と誘い合わせて、湯島天神へ出かけてみた。


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青空を背景に、周りに香気を漂わせている、白梅の凛とした美しさに見とれながら、女坂のゆるい階段を上って行ったら、境内は、観梅に訪れた老若男女の群れで、大混雑だった。 





 「梅は、桜よりも地味だから」の友人の言葉に、うなずきながら、人々の後について、五分咲きの、紅梅や白梅を見て歩くうち、突然、私の足は、釘付けになった。


流れるように垂れ下がった、無数の細い枝に、びっしりと薄紅色の花をつけた “しだれ梅”に、目を奪われ、他人に背中を押されながらも、その美しさに、しばし見惚れてしまったのだった。
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 そこだけポッと明るくなったように、際立って見えるのは、文字通り、華のある風情で、見ているこちらまで、気持ちが華やいでくるようであった。

これまでは、湯島と聞くと、「湯島の白梅」という言葉が、自然に、浮んできたものだが、これからは、きっと、“しだれ梅”を連想するだろうな、と、思った。


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 境内の片隅で、「婦系図」献木の立て札を見かけたときは、その昔、天神下から上野池之端へかけての一帯は、花街だったのだなと、一瞬、泉鏡花の、お蔦、主税の悲恋物語に、思いを馳せたのであった。



 でも、今の若い人たちには、お蔦、主税も、貫一、お宮も、ピンとこないだろうな、電車男と、エルメスじゃなきゃ、と思ったら、なんだかおかしくなって、笑いを押さえるのに、一苦労した。

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 天神様からの帰り道、立ち寄ったスーパーの、野菜売り場に、「ふきのとう」が並んでいて、「ああ、今年も、そんな季節に」と、思ったら、母の顔が浮んできて、胸がチクリと痛んだ。

以前、PCクラブニュースに、「ふきのとう」という散文を載せたことがあるので、ご記憶の方も、いらっしゃるかも知れないが、あれは、一昨年の、丁度、今ごろのことであった。
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深刻な病状が続いていた、入院中の母が、突然、「ふきみそ」が食べたいと言い出したので、作って持って行ったところ、喜んで食べてくれた。

数日前から、殆ど、食事は口にせず、点滴だけの日が続いていたため、なんとか、少しでも食べられるようにと、母の好物を、あれこれ持参して、心を砕いていただけに、まさに、「ふきみそ」さまさまであった。


c0019055_1745749.jpgそんなとき、テレビに出ていた俳優が、郡上の山小屋に行ったとき、山菜採りをしたが、「ふきのとう」などは、東京で買って食べるのとは、味も香りも全然違う、と話しているのを聞き、やはり山菜は、自生のものこそが、本来の味なのだなと思った。


 来年は、早春の山野を歩いて、自生の「ふきのとう」を摘んでこよう。そして、香り高い本物の“ふきみそ”を作って、母に食べさせてあげよう、と、心に誓ったのだったが、それも果たせぬまま、母は、旅立ってしまったのだった。


 そんなことを、思い返しながら、帰るとすぐ、「ふきみそ」を作って、お供えし、 私も、夕飯のとき、お相伴にあずかったが、ふきのとうのほろ苦さが、口いっぱいに広がって、春の息吹が感じられた気がしたのだった。
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by pooch_ai | 2006-03-13 15:07

春浅し<ひいなのまつり>

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 風は、まだ、少し冷たかったけれど、早春の淡い陽射しを浴びて、神社の石段に、びっしり並んだお雛様は、圧巻だった。


 
 ご主人の転勤で、最近、勝浦に移転した旧友の誘いで、「かつうらビッグひな祭り」に行って来た。

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 2月は、絶不調で、治ったはずの風邪が、また、ぶり返して、なかなか抜けないなと、思っているうちに、頭痛や、目の奥から後頭部へかけての痛み、くしゃみに、鼻ぐしゅぐしゅといった症状が続き、これは、花粉症に違いないと、気づいたのだった。


私は、花粉症とは無縁だったのに、ついに、去年、あの忌まわしいヤツに捕まってしまったのだが、この先2~3ヶ月も、こんな日々が続くのかと思うと、気が滅入る一方であった。


そこで、気分転換に、ひな祭りを見物がてら、久闊を叙して、海も眺めて来ようと、欲張りプランに、胸を躍らせて、「わかしお7号」に飛び乗ったのであった。


昔、一緒に仕事をしていた彼女は、結婚退職以来、ずっと伊豆に住んでおり、その間、何度も、伊豆へは出かけながら、会う機会がなかった。旅行するときは、いつも母が一緒で、ホテルに一人残していくのは、可哀想だったから。


改札口まで迎えに来てくれていた、彼女との再会は、実に20年振りであったが、互いに、一目でわかり、同時に発した言葉が、「昔と全然変ってない」であった。彼女の方が、ずっと年下ではあるけれど。

会ったとたんに、時計の針が後戻りしていく感じで、はしゃいだ気分のまま、彼女の案内で、お雛様見学ツアーはスタートしたのだった。


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市を挙げての一大イベントというだけに、駅の構内にも、ひな壇が設けられていたし、商店街の交差点入り口と、覚翁寺山門前、市民会館、そして遠見岬神社石段の4会場をはじめ、信用金庫前や、商家の店先、ショーウインドウの中と、街中いたるところ、お雛様だらけなのには、ビックリ。


c0019055_11341687.jpg人口2万2千余りの街なのに、飾られている雛人形の数は、2万350体にものぼるとのこと。市民会館には、内裏雛の高さが約120センチ、女雛が95センチという「日本最大の享保雛」が、飾られ、話題を呼んでいた。


だが、やはり一番の見ものは、神社の60段の石段を埋め尽くした1200体のお雛様だった。毎朝、7時前から、近所の人たち十数人がかりで、約1時間かけて、並べるのだそうだ。夜間はライトアップもされ、期間中に、約30万人もの人出が予想されているとか。c0019055_114904.jpg





彼女の言葉によれば、「普段は、人っ子一人通らない」という川沿いの道にも、祭りにはつきものの屋台が、ずらりと店を連ね、臨時の駐車場には、観光バスまで駐車していて、大変な賑わいだった。


c0019055_154662.jpg 各会場を巡り歩く途中には、国の有形文化財に登録されている古い旅館もあったが、お乳の出の悪い女性が、お参りすると、出が良くなると伝えられているという「乳公孫樹」には、度肝を抜かれた。太い横枝から垂れ下がった「乳柱」というのが、ホルスタインの乳房そっくりだったから。




ゆっくり時間をかけて、街を一巡。存分に、雅な気分に浸った後は、最終コースの海へと向かった。ホテルの裏道から、浜へ出て見たら、静かで、きれいな海が広がっていたので、うれしくなってしまった。



c0019055_15323341.jpg思わず、両手を広げて、深呼吸をした後、穏やかな海を眺めているうちに、ここ数日間のもやもやが晴れて、次第に、伸びやかな気分になってくるのが、感じられ、やはり来て良かったと、心の中で、彼女に感謝したのだった。




列車に乗る前、駅前の土産物店で、母にと、ストックを一束買って来た。房総の早春の香りを、お裾分けして上げたくて。
ひいな祭りの宵には、ちらし寿司も作って、お供えしてあげることにしよう。

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(右上の「華サロン」をクリックすると、フーちゃんの素敵なサロンへ行けます)
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by pooch_ai | 2006-03-01 14:44


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