独り言


とりとめのないつぶやき
by pooch_ai
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● 早春賦



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~青春の喜びと、初恋のため息と~




      ビオラ


 「福寿草はまだ咲いていますか?」と、入り口で聞いたところ、「ええ、咲いていますとも。今が、丁度見ごろです。真っ直ぐ行って、橋を渡った右側と、マグノリアガーデンにも何箇所か」と、満面の笑みで応じてくれた。



c0019055_1785557.jpg 教えられた通りに進んで行ったら、「あった!!」
ロウバイの木の根元を、ぐるりと取り囲むように植えられた福寿草の花が、太陽に向かって、首を伸ばすようにして、風に揺れているのが目に飛び込んできた。

                                                
                                                福寿草




c0019055_1712158.jpg 急いでカメラを取り出し、シャッターを切りながら、付近を歩き回っているうちに、同じ福寿草の花にも、オレンジがかった色と、レモンイエローのような、すんだ黄色があるのに気がついた。
福寿草の花言葉は、「幸せを招く」だそうだが、冬枯れのこの季節、まさに、見る人を幸せな気分にしてくれる花だなと思ったのだった。c0019055_17131654.jpg


                                                    
    ロウバイ


                                                  
                                                 福寿草




 1週間ほど前のことだった。、買い物に出たとき、よそ見をしていて段差があるのに気づかず、足首を捻ってしまった。
念のため、レントゲンを撮ってもらったが、「骨には異常なし」とのことで、ホッとしたものの、翌日が虎の門病院の検査日だったから、大変だった。




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 湿布薬を貼って、包帯を巻いていたから、足を引きずって歩かねばならず、ラッシュにもまれて、神経を使ったせいか、疲れてしまい、友人とのランチの約束もキャンセルして、家に帰って来てしまった。


     ビオラ


 幸い、湿布薬の効き目は抜群で、その翌日には、普通に歩けるようになった。
だが、数日経っても、足の甲から足首の側面にかけての、青黒い内出血の跡がなかなか消えず、少し腫れていて、熱っぽかったので、ずっと湿布薬を貼っており、体操教室は休まざるを得なかった。



c0019055_17234038.jpg 最近、鏡を見るたびに、「いやー、とみに、華麗ならぬ“加齢なる変身”を遂げたなあ」と、痛感していた折も折だったから、今回のアクシデントも、トシのせいで、日ごろの運動不足が原因かと思う一方、この程度で済んだのは、細々とではあっても、ストレッチを続けていたお陰かも、と思ったりもしていた。
                                                

                                                ビオラ



 いずれにしても、家に閉じこもっていては、ますます運動不足になるうえ、ストレスもたまりかねないので、散歩のつもりで、私のお気に入りのスポットである「アンジェ」へ行ってみることにしたのだった。




c0019055_17274655.jpg ここへは、これまでに3度訪れたことがあるものの、夏の終わりと、秋だけで、この季節は初めてであったが、マグノリアや石楠花のつぼみがふくらみ、球根類の芽も伸びて、アンジェの花々は、着々と、春へ向けての準備を進めているのが見て取れたのだった。c0019055_1729952.jpg

                                                   
 
   マグノリア



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 歩き疲れて、自販機などが設置されている、くつろぎスペースで、一休みしていたら、すぐ前に、クリスマスローズが咲いていた。カメラを向けながら、確か、花言葉は「追憶」と思ったら、ロバート・レッドフォードと、バーブラ・ストライサンドが出演していた「追憶」という映画を思い出したのだった。


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                       クリスマスローズ

 原題が「The way we were」で、あの映画を観てきた日、アメリカ人のボーイフレンドから、夜電話があり、「今日は何をしてたの?」と聞かれたので、「仕事が一段落したから、映画“The way we were ”を観て来た」と告げたら、「ボクたちは、“The way we are”だよ。(過去形ではなく、現在形という意味)」と言ってたっけ。と、昔のことが懐かしく思い出された。


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 若き日の、甘酸っぱい追憶に浸っていたら、賑やかな話し声と共に、どやどやとグループ連れがやって来て、現実に引き戻され、その場を後にロックガーデンへと向かったのだった。




 途中、水路際で、たわわに実った夏みかんが目にとまった。そういえば、スーパーへ行くと、りんごやイチゴに加えて、いよかんやデコポンなどの柑橘類が山積みにされていたな、と、改めて季節の移ろいを感じさせられたのだった。


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  ロックガーデンでは、岩の間に、たくさんのビオラが咲いていたが、その片隅に、ひっそりと身をひそめるようにして咲く、珍しい小さな白い花を見つけた。「イベリス」と、名札がついていたが、アブラナ科の花とのことであった。c0019055_17583463.jpg

                                                       
                                                 


                                                  イベリス





 そして、この日一番感動したのが、ドッグウッドガーデンで、可憐なスノードロップに出会ったときで、抱きしめたいような愛しさを覚えたのだった。 


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                         スノードロップ


 うつむき加減の、しょんぼりしたような姿に、胸を打たれたのだが、後で花言葉が「初恋のため息」と知って、初恋に悩む少女の吐息が、写真から聞こえるようで、雪のしずくというよりも、涙のしずくのような感じだな、と、一層、いじらしさを感じたのだった。




c0019055_1853676.jpg 「寄らば大樹の陰」と言うけれど、池の端の大きな木の下に、クロッカスが咲いているのを見つけて、福寿草やスノードロップ、クロッカスなどの小さな花が、大木の根元に植えられているのは、風雨から守るための配慮なのであろうかと思った。
 クロッカスの花言葉は「青春の喜び」とあったが、なるほどオレンジ色の輝きには、溌剌とした若さと、歓喜の歌声を連想させるものがあるなと思ったのだった。

 
   クロッカス



 帰りがけに、出口のショップをのぞいたら、可愛らしいお雛様が飾られていた。
さすがに、まだ、花の鉢は種類が少なかったが、「クモマ草」と、つぼみをいっぱいつけた「花かんざし」という花が愛らしかったが、「花かんざし」の赤紫色のつぼみは、開くと、白い花になってしまうそうで、一寸残念な気がした。


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        クモマ草                               花かんざし
         
                                        




 今回は、まだ、小さな花ばかりのアンジェだったが、陽だまりはぬくぬくと暖かく、春がそこまで来ているのが、感じられた午後であった。
 でも、心ときめく春の始まりは、同時に、辛い花粉の季節の到来でもあり、うれしいような、憂鬱なような、複雑な心境の今日この頃なのである。




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by pooch_ai | 2008-02-28 19:10

● 凛とした佇まい


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  ~残雪の庭園に、梅ほころび始めて~






 映画「母べえ」を観て来た。
 山田洋次監督、吉永小百合主演のこの映画は、前評判が高く、ベルリン国際映画祭に出品、公式上映されているが、やはり感動した。




c0019055_10591896.jpg  吉永小百合は、デビュー当時から、清純な美しさと、優れた演技力を兼ね備えた女優だと認めていたし、長年にわたり、平和への願いを込めて、原爆の詩の朗読を続けるなど、人間としての生き方にも感服してはいるものの、個性派好みの私としては、いかにも健気という感じで、優等生タイプの彼女は、なんとなく煙ったく、好きとは言い難かった。



 若い頃の彼女は、いわゆる文化人と呼ばれる作家や、大学教授などのオジ様族に絶大な人気があり、熱烈なファンである彼らが、「サユリスト」と称されていたことなども、彼女を敬遠したくなる要因であったかもしれない。



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 だが、この映画の彼女には、素直に、心からの拍手を送りたいと思った。




 治安維持法違反で検挙され、獄中にありながらも、あくまでも戦争反対の信念を曲げない“父べえ(とうべえ)”を尊敬し、二人の娘と共に、貧しくとも誇りを失わず、その帰りを待つ吉永小百合の “母べえ”は、常に、優しく、そして凛として美しく、彼女以外に、この役は考えられないと思った。


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 また、脇を固めている俳優陣が、それぞれにいい味を出していて、それが、この映画の完成度を高め、家族愛に満ちた素晴らしい作品に仕上げているのだと思った。




c0019055_11142370.jpg 父べえ役の坂東三津五郎をはじめ、恩師が投獄されたと知って、駆けつけ、母娘を支え続ける、教え子の浅野忠信、義妹の檀れい、長女の志田未来や、笑福亭鶴瓶、左時枝、笹野高史、大滝秀治等々・・・。
 特に、老医師役である大滝秀治の「不合理なことに鈍感にならなければ生きてゆけない、イヤな時代になりましたね」とのセリフが印象的であった。



 山田洋次監督は、原作を読むとすぐに、吉永小百合に出演を依頼、快諾を得てから、「武士の一分」の撮影に入ったとのことだが、それだけ、彼にとって、思い入れの強い作品なのであろう。



 映画を観終わった後、余韻をかみしめながら、散歩がてら、足をのばして、「六義園」に立ち寄ってみることにした。
正門を入るとすぐ、しだれ桜のある広場の一角で、「冬ぼたん」が展示されていたが、ピンクや白、赤紫色の大輪の花が、はっとするほど、目に鮮やかであった。



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 庭園の内部に進んで行くにつれ、目の前に広がる日本画のような光景に、冬の庭園というのも、身の引き締まるようなしんとした感じで、いいものだなと思った。





c0019055_11421777.jpg ところどころに、数日前に降った雪が残っていて、枯れ芝や雪釣りと相まって、一層、風情ある趣を醸し出していた。
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 柳沢吉保が築園した「六義園」は、和歌の趣味を基調としており、池をめぐる園路を歩きながら、移り変わる景色が楽しめる、繊細で温和な庭園とのことだが、池には、たくさんの水鳥の泳ぐ姿も見られ、ほっとするような心の安らぎを感じたのだった。


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 吹き上げ茶屋の庭で、松の木の下に、わらで編んだ梅の花のような物を見つけて、なんだろうと思いながら、カメラにおさめた。c0019055_11493487.jpg
後で聞いたところ、干支の「ねずみ」で、単なる飾りとのことであった。「そう言われて見れば、ねずみに見えなくもないけれど・・・」と、失礼とは思いつつも笑ってしまった。c0019055_11504242.jpg







 そして、さらに園路を辿って行ったその先で、寒風の中、紅白の梅のつぼみがほころび始めているのを目にしたときは、春の近づく足音が聞こえるような気がして、一寸、心が浮き立ったのだった。



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 青空に映える、白梅の花を見上げていたら、その凛とした美しさは、吉永小百合に重なるものがあるなと思ったのだった。






 ベルリン映画祭で、彼女は「2度とあのような時代には戻りたくない、との願いと祈りを込めて、この役を演じました」と、スピーチしていたが、その願いが届くように、一人でも多くの、世界の人々に、あの映画が観てもらえるといいのだが・・・。




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by pooch_ai | 2008-02-16 12:20

● 子供は風の子

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その1・<雪まろげ編>






 「積もれば2年ぶりの積雪」との予報に、一面の銀世界を期待していたのだが、東京に降った雪は、うっすらと屋根を白く染めただけで、間もなく雨に変わり、跡形もなく消え去ってしまった。

 



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 そんな東京のど真ん中に、突如、何体もの雪だるまが出現、との情報を入手。早速、デジカメ片手に、「神田雪だるまフェア」の会場へと駆けつけてみた。



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 このイベントは、今年で7回目とのこと。群馬県嬬恋村から、約70トンもの新雪が運び込まれ、制作チームが、腕によりをかけて作りあげた、さまざまな雪だるまが、古書店が軒を並べる神保町から、小川町へかけての靖国通り沿いに展示されていた。c0019055_1216675.jpg











 通行人は、一様に足を止めて、雪だるまに見とれていたが、特に子供たちは、スヌーピーなど、アニメの主人公や、警視庁のマスコットキャラクターのピーポ君には、目を輝かせて大喜び、雪だるまの体に触ったり、スノーチェアに座らせてもらって、半ばはにかみ、半ば得意げに、カメラに向かって、ポーズをとっていた。



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 だが、雪の少ない都会の子供たちを、もっと夢中にさせていたのが、「雪だるま大国」と名づけられた小川広場会場であった。


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 巨大な雪だるまや、かまくらも作られた「雪遊び場」では、潮干狩りに使う熊手を手に、雪をかいている子や、小さな雪だるま作りに精を出す子など、嬉々として、雪と戯れている姿が見られた。


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 広場の一角には、「モンスタースロープ滑り台」が設けられ、長い行列ができていた。

 自分の番が来ると、Vサインと笑顔で、そり滑りを楽しんでいる、余裕派もいれば、しっかりと手綱を握り締め、緊張した面持ちで、滑っていく女の子もいて、微笑を誘われた。c0019055_12534199.jpg






 滅多に雪を見ることのない東京だけに、すべてが、初体験の子供も、少なくなかったようで、忘れられない、楽しい思い出となったことであろうが、寒さもなんのその、どの子も元気いっぱいで、まさに、子供は雪の子、北風の子だな、と思ったものであった。



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その2・<ミニ鉄道編>






 前回UPした「川口グリーンセンター」でも、花の少ないこの季節にもかかわらず、大型遊具やミニ鉄道のある、わんぱく広場は、元気に走り回ったり、歓声を上げる子供たちと、その両親や、祖父母らしいお年寄りの姿も多く見られ、活気に溢れていた。


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 中でも、一番の人気はミニ鉄道で、途中、パンダのトンネルをくぐったり、白雪姫と7人の小人たちを横目で眺めたりしながら、おとぎの国を一回り。付き添いの大人たちも、沿線から、列車に跨った子供たちに手を振ったり、カメラにおさめたりして、楽しそうであった。



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 大人も子供も、メルヘンの世界に浸って、はしゃいでいる様子を見ていたら、昔、アメリカのディズニーランドへ行ったとき、「6歳から60歳までの子供のための遊園地」と、キャッチコピーにあったことを思い出したのだった。



c0019055_13365341.jpg まだ、東京ディズニーランドができる前のことだったから、映画で観ていたディズニーのキャラクターが登場するパレードや、さまざまなアトラクションに心を奪われ、夢の世界に紛れ込んだような気がしたものであった。



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 園内には、熟年カップルや、まさに「60歳の子供」の表現がぴったりの、シニアの姿も多く、大人も童心にかえって、楽しめる、こんな素晴らしい場所を作り上げたウォルト・ディズニーという人は、凄い人だなあと、思ったものであった。c0019055_13382357.jpg

 今では、日本各地にも、さまざまな形態のテーマパークが作られていて、子供はもちろん、大人たちも日常生活を離れて、夢の世界で遊ぶことができるのは、やはり、とても素敵なことと言えるだろう。

 そこは、皆に笑顔をもたらせ、ハッピーな気分にさせてくれる場所だから。



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by pooch_ai | 2008-02-01 13:48


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