独り言


とりとめのないつぶやき
by pooch_ai
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秋の風を感じた日


~秋明菊や白彼岸花が~

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             シュウメイギク
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                                    ヒガンバナ

 朝、目覚めて、カーテンを引き、窓を開けたとたん、頬に触れる風が、「昨日までとは違う」と思ったのだった。
 それは、澄み切った青空の下、コスモスの花やススキの穂を揺らして、吹き渡ってくる、冷気を含んだ、秋の風であった。


 思わず深呼吸をして、その風を、胸いっぱいに吸い込みながら、「久しぶりにアンジェに行ってみよう」と思ったのだった。

 
 四季折々に咲く花々を楽しみたくて、年間パスポートをゲットしたのだったが、迎えてくれたのは、一面に咲くシュウメイギクであった。



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 漢字では、「秋明菊」と書くようだが、白やピンクの花が、風が吹いてくると、隣のコスモス畑に咲くキバナコスモス共々、いっせいに波打つように揺れる様は、秋の訪れを詠っているようであった。



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 この日は、土曜日でもあり、急に涼しくなったせいか、園内には、大勢の人々の、そぞろ歩く姿が見られたが、その人々の目を惹きつけているのが、赤と白のヒガンバナや、スイフヨウであった。



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 私は、元来、白系統の花が好きなせいもあるが、赤いヒガンバナは、毒々しい感じがして、余り好きではなかったのだが、写真にとって見たら、意外にきれいだった。


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 芝生の広場では、パラソルの下のテーブル席で、お弁当を食べている熟年夫婦や家族連れ、
芝生に寝転んだ若いパパや、元気に走り回る子供たちなど、思い思いに、休日をエンジョイしている様子が、見受けられた。 


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   スイフヨウ
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 その芝生の広場の先、マグノリアの木の下に、イヌサフランが咲いているのが目に入り、胸が高鳴った。

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                         イヌサフラン


 イヌサフランは、私の大好きな花だが、秋よりも春のイメージが強いのは、ピンクという色のせいであろうか。


 園内では、写真を撮るのはもちろん、スケッチブックを抱え、写生をしている人が少なくなかったが、フラワーガーデンだけに、花の甘い香りに惹かれて飛んできた蝶が、一心に蜜を吸う様子を、子供たちが、珍しそうに覗き込んでいた。


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 だが、子供たちの人気ナンバーワンは、カナール沿いに植えられたリンゴの木の枝に、赤く熟したリンゴであった。


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 ウォールガーデンのヒメリンゴも、赤く色づき、実りの秋を告げていたが、出口に近いドッグウッドガーデンでは、早や、ハナミズキの葉が色づき始め、赤い実がなっていて、季節の移ろいを実感させられた。


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 前日までの残暑から、一気に秋モードへと塗り替えられたこの日、電車の中や、街を行く人々の服装も、長袖姿が多かったが、着るものを変えたら、口紅の色も変えたくなって、帰りに立ち寄った駅ビルで、オータムカラーのベージュがかった薄いピンク系の口紅を買い求めたのだった。



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by pooch_ai | 2008-09-28 14:21

オープンガーデンのある街へ


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~ターシャの庭に思いを馳せつつ~







 小平の駅に降り立ち、適当に歩いていったら、市民会館があったので、多分、公共の施設になら置いてあるだろうと、受付で聞いてみたら、ピンポン、見事、オープンガーデンのマップをゲットできたのだった。


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 この何日か前、昔の上司とその娘さんの3人で、品川のホテルへ、「ターシャ・テューダ展」を観に行ってきたのである。


 絵本作家としての活動を続けながら、米・バーモント州の広大な庭で、ガーデニングを楽しんでいた、ターシャの暮らしぶりを、TVのドキュメンタリー番組で観て以来、生活のほとんどが手作りという、彼女のライフスタイルに、すっかり、魅せられてしまっていたのだが、会場には、大きなパネル写真の他、生前、ターシャが身につけていたエプロンやドレス、実際に使っていた家具、キッチン用品などが展示されていたのには、いたく感動した。
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 お2人も、TVの番組をご観になったとのことだったが、クリスマスに、一家総出で、幼い子供たちまでが一緒になって作り、ツリーに、飾り付けていたシーンを思い起こさせる“ジンジャーブレッド”に、「あの、ジンジャーブレッド!」と、小声で、ささやき合ったり、手作りのローソクの“みつろう”を見て、お互いにうなづき合ったりしながら、懐かしい品々を、見て回るのは、とても楽しかった。




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絵本の原画も多数展示されていたが、美術館やデパートでの催しと違って、会場がホテルのせいか、比較的空いていて、静かに、ゆっくり鑑賞することができたのは、ラッキーだった。





 見終わった後、気に入ったポストカードと、ターシャのインタビュー記事や、作品が掲載されている雑誌を買い求めてきたが、彼女が描いた絵からは、子供や動物たちに注がれる、彼女の優しいまなざしが感じられ、眺めていると心に、ぽっと明かりが、それも蛍光灯のような、まぶしい明るさではなく、ゆらめくローソクの明かりのような、ほんのりと、温もりのある明かりが、灯ったような気がしてくるのだった。

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 大分秋めいてきた夜、虫の声に耳を傾けながら、雑誌のページをめくり、あれこれ想像をまじえながら、ターシャの庭を、誌上で散策していたら、以前、TVで紹介されていた、小平市のオープンガーデンを思い出し、急に、行ってみたくなって、翌日出かけて行ったのだった。



c0019055_051117.jpg オープンガーデンとは、個人の庭を一般の人に公開する活動で、丹精こめた庭や花壇を開放し、訪れた人との交流を深めながら、季節の植物を楽しむのが目的。小平グリーンロードに代表される、自然と潤いのある街づくりの一環としてスタートしたのだそうだ。



 ただ、開放日や公開時間は、各ガーデンによって異なり、敷地外からの見学のみなどのきまりもあるし、場所もかなり広い地域に、点在しているので、今回は、下見のつもりで、花小金井まで、グリーンロードを歩いてみることにした。


c0019055_011356.jpg 狭山・境緑道という線路沿いの道は、水道管が埋設されている上を、自転車・歩行者専用道路として、整備したものとのこと。桜並木など、両側に植えられた樹木が、日陰を作り出し、途中には、花壇があったりして、お散歩感覚で、ウォーキングを楽しんでいる人たちが、大勢いた。




 その、何処からともなく現われた人たちは、私が写真を撮ったり、景色を眺めたりしている間に、また、いつのまにか横道へそれたりして、姿を消してしまうのも面白かった。


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 歩き出して間もなく、カフェを兼ねたオープンガーデンのひとつに遭遇。三角屋根のゲートが可愛らしい、こぢんまりとしたお庭をのぞいたら、木陰のテーブル席で、4~5人の女性がランチを楽しんでいた。


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遠慮して、写真は外から撮るだけにしたが、丁度、隣が「あじさい公園」でもあったので、あじさいの花の季節にでも、また、是非、訪れてみたいと思ったのだった。





 あじさい公園にも農婦の像があったが、グリーンロードには、動物のブロンズ像が設置されていたり、見上げた梢の先には、サルスベリの花が咲き、葉の間から、ザクロの実が見え隠れしていたり、道端には、オミナエシやワレモコウ、ムラサキシキブなどの、秋の草花が目を楽しませてくれていて、歩いていて、飽きることがなかった。

                                           ↓ワレモコウ
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                        ムラサキシキブ → 

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 突然、真っ赤な円柱型の郵便ポストが目に飛び込んできて、「あら、珍しい!」と、近寄ってみたら、横に、「通常のポストとして使用できます」との立て札があった。



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「じゃ、後ろの〒のある、古めかしい建物が郵便局?」と思ったら、それは、文化遺産として保存されている「小平ふるさと村」の建物のひとつで、奥に進むと、茅葺屋根の農家や、水車、荷車などが展示されていた。


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 閉園時間が迫っていたのでゆっくり見物できなかったのが、残念だったが、結構収穫大のウォーキングだったな、と後ろを振り返ったら、色づきかけた柿の実が、夕日を浴びて、輝いて見えた。




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 駅への道を急ぎながら、小平グリーンロードは、狭山・境緑道の他、玉川上水、野火止用水の3つの水の道をぐるりと結ぶ21kmの遊歩道とのことだし、オープンガーデンも1軒見ただけなので、次回は、行ってみたい場所を確認し、予定を立てて、訪れてみようと思ったのだった。



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                 ダチュラ(エンジェルストランペット)


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by pooch_ai | 2008-09-17 01:03

● 季節の狭間に


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~夏の名残と忍び寄る秋の気配と~








 「余はこの雑木林を愛す。木は楢(なら)、櫟(くぬぎ)、楱(はん)、栗、櫨(はぜ)など・・・」





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 「不如帰」や、「みみずのたはこと」などで知られる明治・大正期の文豪、徳富蘆花(健次郎)と愛子夫人が、後半生を過ごした屋敷と、夫妻の墓、記念館を中心につくられたのが蘆花恒春公園である。




 
 まだ、厳しい残暑が続いていたが、昼なお薄暗い、鬱蒼とした雑木林の中は、ひんやりとしていて、小道を辿って行くと、頭上から降り注ぐせみ時雨に混じって、児童遊園地のある一角から、子供たちの笑いさざめく声が、聞こえてきたのだった。




c0019055_1783199.jpg 1ヶ月近くも続いていた猛暑が、突然途絶えて、ホッとしたのもつかの間、涼しいのを通り越して、肌寒くなってしまったと思ったら、また、蒸し暑さが戻ってきて、梅雨のような長雨、断続的な集中豪雨、かっと照りつける強烈な日差し・・・、と、目まぐるしく変わる不安定な天候に、すっかり体調が狂ってしまった。


    タマスダレ 


 虎の門病院の定期健診日にも、朝から具合が悪く、出かける直前まで横になっていたのだが、診察を終えた主治医曰く、「まあ、言ってみれば、人体改造をして、無理矢理生かしているようなものだから、普通の人ならなんでもないことでも、すごく疲れたり、一寸したことで、突然、気分が悪くなったり、腹痛や下痢に見舞われるのは仕方がないこと。特に、季節の変わり目が一番辛い時期」とのことであった。



c0019055_17143817.jpg そうか、私って、改造人間だったのよね。部品が1個欠けてるのに、無理に動かしている機械みたいなものなのだから、労わりながら、だまし、だまし付き合っていくしかないわけだ。他人と競い合うことは、勿論、肩を並べて歩くことも無理で、のんびり、マイペースで、生きていかなければと、改めて気づかされたのだった。

                                               
                                                 リンドウ

                                                  
 うっすらとした哀しみに包まれながらも、同時に、「昼寝、大いに結構。無理をせず、横になりたければ、いつでも横になればいい・・」との医師の言葉に、グータラしていることに、後ろめたさを感じる必要はないのだ、と思ったら、すーと、気が楽になった。



 だが、7月以来、ストレッチのクラスもお休みしていて、運動不足だったから、数日後、少し、元気になったところで、デジカメ撮影を兼ねて、散歩に出かけてみることにした。


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 とは言え、刺激の強すぎるものには、拒絶反応があったから、静かで、穏やかな気分になれる場所と思ったとき、頭に浮かんだのが、「歴史の中の花めぐり」に載っていた、竹林と雑木林に囲まれた書院のある「蘆花恒春公園」であった。


 徳富蘆花は、明治40年に、武蔵野の粕谷の里に移り住み、自宅を「恒春園」と名付けて、自然の中で、晴耕雨読の田園生活を楽しみながら、数々の名著を残し、昭和2年、療養先の伊香保で、永遠の眠りについたとのこと。


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 蘆花没後の昭和11年に、愛子夫人から当時の家屋、耕地そして墓地が東京市に寄贈され、市では昭和13年、夫人の意向に沿って、武蔵野の風景を保存し、公園として公開を開始したのだそうだ。




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 公園の入り口は、環八に面しているにもかかわらず、清々しい感じの、孟宗竹の林と、雑木の中に建つ記念館と、梅花書屋、秋永書院、そして茅葺屋根の母屋の辺りは、ひっそりと静まりかえっていて、心が落ち着いた。








 公園内には、蘆花が墓守を自認していたという粕谷共同墓地があり、蘆花の墓も、その延長として埋葬許可されている、と掲示板にあったが、夫妻の墓の前には、猫が2匹、墓守のようにうずくまり、通る人をじっと観察していた。

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 墓地を抜けると、明るい遊歩道が縦に走っていて、右手には、草地広場や児童公園、フィールドアスレチック広場が、反対側には、花の丘区域が広がっていた。


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                          サルスベリ


                        
 目に鮮やかな、サルスベリの紅い花を見ながら小道を進んでいくと、萩のトンネルがあった。まだ、葉が生い茂っているだけの、緑のトンネルであったが、近づいて、よく見ると、ところどころに、ちらほら、花が開き始めていて、忍び寄る秋の気配が感じられたのだった。

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 花の丘では、咲き乱れる、無数のコスモスが風に揺れていたが、なおも進んで行くと、その先は、ひまわり畑になっていて、真っ青な空に、ポッカリ浮かんだ白い雲と、その下に咲く黄色いひまわりの花々が、夏の名残を思わせた。


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 その、まさに夏の終わりと、初秋の兆しが、同時に感じられる光景は、涼しい秋の訪れを歓迎する一方で、逝く夏を惜しむ私自身の気持ちの表われのような気がしたのだった。



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by pooch_ai | 2008-09-06 19:04


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