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独り言


とりとめのないつぶやき
by pooch_ai
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秋日和



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~ぶどう畑と、野に咲く花と~






 「わ~、凄い、凄い!」、農園の方の案内で、ぶどう畑へ足を踏み入れたとたん、目の前に広がる光景に、思わず感嘆の声をあげてしまった。
 手を伸ばして、頭上から無数に垂れ下がっている紙袋のひとつを、少し破くと、紫色の房が顔をのぞかせた。捻り取るようにして、先端の一粒を口に含むと、あま~い味が口いっぱいに広がり、自然に顔がほころんだ。

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 母のお墓参りに土浦へ行った日、お墓の後、姉たちとぶどう狩りをして来た。
 土浦から車で20分ほどの、かすみがうら市には、無数の観光農園があり、大体どこでも、“梨狩り、ぶどう狩り、栗拾い”ができるとのことだが、私たちが訪れたのは、6号国道に近い、かなり大規模の「古宇田農園」というところであった。

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 連休中は、連日大賑わいで、広い駐車場が、観光バスや、車で埋め尽くされていたそうだが、その日は、平日の午後のせいか、人影もまばらで、静かだった。
 車を降りて、見渡せば、周囲には、のどかな田園風景が広がっていて、気持ちがゆったりしてくるようであった。




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 食べ放題といっても、胃を切除している私は、梨では、ほんの少ししか食べられないし、持って帰るにも重いから、「美味しいものを少し」で、巨峰狩りを希望したのだが、もう、巨峰は終わりとのこと。案内されたのは、色は巨峰に似ているが、粒は一回り小さい“スチューベン”という品種の畑であったが、味の方はかなり甘かった。





 農園で貸してくれたはさみで、蔓から切り取った大きな房を手に、ぶどう棚の下に腰を下ろし、葉の間からこぼれ落ちる、秋の陽射しを浴びながら、次々にぶどうの粒を口に放り込んでいたら、姉が一緒だったせいか、不意に、幼い頃、ぶどうの房を手に掲げ、下から食いつくようにして、兄妹で、きゃっ、きゃっ、とふざけながら、ぶどうを食べていたら、「お行儀が悪い」と叱られたことがあったなあ、と、遠い日の記憶が蘇ってきたのだった。


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 お腹がくちくなったところで、ぶどう畑の中を歩き回り、写真を撮ることにした。「ここから左はベリーA 10月のぶどう」と、札が下がっている先は、ぶどう棚を、緑の葉が覆い尽くしているのに、私たちの居るスチューベン畑の、日当たりのよいところの葉は、紅葉して、縮れていたり、枯れかけていて、その対比が面白かった。


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 ぶどう畑の隣が梨畑になっていたが、もう、時期的に終わりのためか、ほとんどの袋がはずされ、むきだしの実が、囲いの間から眺められ、写真を撮ることができた。
絵柄としては、袋をかぶったままのぶどうよりも、つやつやとした緑の葉の下に、黄色の実が顔をのぞかせている梨の方が、見栄えがするのが、一寸、残念な気がした。


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 お土産に持ち帰る分を、かごに切り取り、ぶどう畑に別れを告げてから、農園の周りを散策することにした。



秋日和_c0019055_11304756.jpg 農園の入り口は、大型のトレーラーなどの往来が激しい車道に面しているにもかかわらず、農園の中に入ってしまうと、そこから先は、ウソのように静かで、背後に遠く山を従えた田畑が続いているのが、不思議な感じであった。




 坂道を下っていくと、隣も、果樹農園になっていたが、その前を流れる川の岸に、一面ピンク色の花が咲いていた。蕎麦の花に似ているなと思ったら、姉が「多分、溝蕎麦の花」であろうと教えてくれた。

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 溝蕎麦も珍しかったが、この日、一番感動したのは、「赤まんま」の花を見つけた時だった。昔はよく、近所の原っぱなどに咲いていたものだが、もう、久しく目にしていなかったので、その素朴な感じが、とても懐かしかった。


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 この後、まさに、ニワトリのトサカを思わせるような鶏頭や、風船蔓、石竹、コエビソウ、カンナなどが植えられている花畑?に行き当たり、写真にも収めてきたが、


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幼かった日のように、野道を辿りながら、姉と語らい、秋の味覚と、野に咲く花を、存分に味わい、眺めて過ごした、爽やかな、爽やかな秋の一日であった。 



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by pooch_ai | 2009-10-06 12:13
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