独り言 |
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~三日見ぬ間の桜かな~ 「さくら さくら 今、咲き誇る 刹那(セツナ)に散りゆく運命(サダメ)と知って・・・」 開花宣言から、わずか5日で、もう満開と、猛スピードで、咲き具合が進んでいる、今年の桜。 買い物に出たついでに、ぽかぽか陽気に誘われて、家の周囲を一回りしてみたら、東京武道館横の並木道、東綾瀬公園、水路沿いの小道、保育園前等々、いたるところに桜が咲いていて、街中が、ぼーと、霞んで見えるのにはびっくりした。 公園では、あちらこちらで、近くの工事現場の作業員や、お年寄り、春休みに入った子供たちが、桜の花の下で、お弁当を食べたり、おしゃべりをしたり、元気に走り回ったりして、うららかな春の午後をエンジョイしていた。 私も、写真を撮りながら、期せずして、インスタント“お花見”をすることになったのだが、去年は、まだ越してきたばかりで、付近の地理に疎かったせいもあり、花が咲くまで、こんなに家の近くに、桜がたくさんあるとは知らなかったのだった。 特に、八か村落し親水緑道という、流れに沿った小道は、冬の間は、昼でも薄暗く、避けて通っていたのだが、それが一寸した桜のトンネルを形づくり、街灯と相まって、「絵になる風景」になっているのもうれしくて、いつしか、浮かれ気分で、「さくら、さくら、今咲き誇る~・・・」と、森山直太朗の歌を口ずさんでいたのだった。 だが、次の瞬間、まてよ、この分では、うかうかしてはいられないな、友人たちとの“お花見&お食事会”の予定を早めるか、場所を変更しないと、散り始めてしまうかもしれないと、何かに追い立てられるような、焦りを感じたのだった。 「刹那(セツナ)に散りゆく運命(サダメ)」とは、知りつつも、否、散りゆくからこそ、その美しさに惹かれるのだと、わかってはいるけれど、どうか、少しでも長く、舞い落ちないでいて欲しいと、願わずにはいられないのである。 *写真をクリック→左上に出た小窓を最大化すれば、写真を拡大してご覧いただけます。 また、MOREをクリックすれば、裏メニューも、お読みいただけます。閉じるときは、上の題字「独り言」をクリックしてください。 目で、桜の花を存分に愛でた後の、この季節に欠かせない、もうひとつの大きな楽しみが、“桜のスイーツ”。 2008年度の、私、プチめのお眼鏡にかなったというか、舌をとりこにして、見事、グランプリに輝いたのは、姫路の銘菓、杵屋の「桜小経(こみち)」という和菓子なのである。 桜の模様の包装紙やネーミングも、日本情緒たっぷりで、全国菓子博覧会の審査総長賞も受賞しているとのこと。 塩漬けの桜の花を散らした、求肥の皮で、餡を包んだ、淡い桜色の和菓子は、見た目も美しい。 こし餡と、つぶ餡の2種類があるが、どちらも上品な甘さで、求肥のもちもち感と相まって、口中でとろける食感がたまらない魅力で、目下、私めの一番のお気に入りなのである。
by pooch_ai
| 2008-03-28 14:56
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