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独り言


とりとめのないつぶやき
by pooch_ai
以前の記事

カバの汗は赤い?!


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 10月に入ったというのに、真夏の暑さ。
そんな中、昨日、デジカメ片手に、動物園へ行って来た。



朝刊で、都民の日が無料開放日であることを知り、「カバの汗が赤い」ことを、
この目で確かめ、カメラに収めたくて。


去年の夏、たまたま見ていたTVのクイズ番組で、「カバの汗が赤い」事を知り、
へーと、思っていた。
カバの汗は赤い?!_c0019055_3221039.jpg

その直後に、今度は、新聞で、「カバの赤い汗には、日焼け止めと、抗菌作用がある」ことをつきとめたという、京都薬科大の橋本貴美子助教授の記事を読み、すっかりうれしくなってしまった。



カバの汗に含まれる赤とオレンジの色素が、紫外線や細菌から肌を守っているのだが、英科学誌ネイチャーに発表したら、製薬会社からも問い合わせがきたとか。
カバの汗は赤い?!_c0019055_1322816.jpg


だが、「このままでの実用化は難しく、できたとしても赤い日焼け止めになるから、絶対売れないでしょうね」とは、ご本人の弁。


私は、元来、どこか変わったところのある人に、強く惹かれる性質で、この記事を読んで以来、彼女のファンになってしまった。同時に、どうしても「カバ公の赤い汗が見たい」という思いにとりつかれ、動物園にも出かけたのだが、去年の夏も、猛暑で、カバは水にもぐったままで、顔を見る事もできなかった。


その無念さをはらすべく、行ってはみたものの、予想通り、休日の無料開放日とあって、園内は、子供連れで大混雑。人気者のパンダは、休息中とかで、拝謁は叶わず、どの檻の前も、黒山の人だかり。
で、他の動物たちは、ざっと見ながら、カバの檻へと向かったのだった。

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思いが通じたようで、カバ公ともご対面。なんとかカメラにキャッチすることもできたが、汗が、本当に赤いのかどうかは、確かめようがなかった。遠目には、カバの肌は、赤茶色に見えたし、汗ばむほどの陽気ではあったが、肌が濡れているのは、汗なのか、水にもぐっていたからなのかもかもわからなかったから。
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「秋の日は釣瓶落とし」というが、着いたのが、午後を大分まわっていたから、五重塔へ辿り着いた頃には、早や夕暮れの感じでもあり、何よりも人ごみに辟易していたので、早々と別れを告げることにしたが、チョッピリ、ワクワク気分も味わえた、結構楽しいサタデー・アフタヌーンでもあった。「カバの汗から作られた、日焼け止めクリーム」なんて、想像しただけで、吹き出したくなるから。


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# by pooch_ai | 2005-10-03 00:20

シナリオ・ショート・ショート


シナリオ・ショート・ショート_c0019055_2315147.jpg去年の暮、PCクラブニュースに載せた「”ごっこ遊び”にも似たときめきがーシナリオを書く楽しさー」の中で、宿題で提出した習作の一部を引用したところ、数人の友人から、「あの続きが読みたい」との声が、寄せられた。

そこで、blogには、丁度いい長さであると思い、
今日は、趣向を変えて、「パパロンチーノ亭の主(あるじ)」の全文を紹介することに。

 課題は「魅力ある叔父さん」で、規定の枚数は、200字詰原稿用紙7枚である。
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 「パパロンチーノ亭の主(あるじ)」

  シナリオ・ショート・ショート_c0019055_023415.gif
     人物
 山野久美(16)高校生
 山野早苗(43)その母
 藤原伸也(42)久美の叔父
 藤原千枝(39)その妻

○藤原家・ダイニングルーム
     テーブルを囲んでいる藤原伸也(42)、藤原千枝(39)、
     山野久美(16)、山野早苗(43)。
 藤原 「じゃ、とにかく乾杯といきますか」
     久美はジュース、大人3人はワインのグラスを、カチリと合わせて、
 一同 「カンパーイ」
 藤原 「久美っぺ、当パパロンチーノ亭は、お代わり自由だから、遠慮なく
      やってくれよ」
 久美 「パパロンチーノ亭って?」
 千枝 「ホホ、パパが最初に作ってくれたのが、ペペロンチーノだったの。
      そしたら卓也が、パパの特製だから、パパロンチーノだねって。
      それがいつしかパパロンチーノ亭に」
 久美 「なんか楽しそう。では、いただきます」
 藤原 「これ、サラダのドレッシング」
 久美 「ワオ!お肉がとろけそうに柔らかくて、叔父様のビーフシチューは
      天下一品だわ」
 早苗 「本当、いいお味。千枝さんお幸せね」
 千枝 「これも不況のお蔭よ。残業も休日出勤もなくなったから、余暇の
      活用なの。最初はおつまみ程度だったのが、何しろ凝り性でしょ、
      だんだん本格的になって・・・」
 藤原 「実は、僕、池波正太郎のファンでね、彼は大変な食通だから、
      作品の随所に料理の描写が出てくるんですよ。これが実に
      うまそうで、時間が出来たら、自分でも作ってみたいと、常々
      思っていたんですよ」
 久美 「叔父様って器用なんだ」
 藤原 「死んだ兄貴と違って、僕は勉強はダメだけど、手先だけは
      器用だったんだよ」
 早苗 「そんな。ところで卓也君遅いわね」
 千枝 「サッカーに夢中だから。帰って来たら、バクバク馬みたいに
      食べるわよ」シナリオ・ショート・ショート_c0019055_10255133.gif
 一同 「(笑い)」

○藤原家外景 (夜)
     外灯がともっている。

○同・リビングルーム (夜)                           
     壁に、大きく引き伸ばした、カヌーを漕いでいる藤原の写真が
     貼ってある。
     藤原を真中に、ソファに座り、アルバムを見ている久美と早苗。
 久美 「叔父様カッコいい」
 早苗 「これが吉野川?お水がきれいね」               シナリオ・ショート・ショート_c0019055_21346.gif
 藤原 「今回、初めて挑戦したんです
      けどね、すっかりハマっちゃ
      って。目の横に、川の流れ
      があるんだな。
      で、ときどき魚が跳ねたり、
      高い空で、ピーヒョロローと、
      トンビが輪を描いたり・・・。
      もう、最高の気分ですよ」
      紅茶セットと、小皿に盛ったママレードの乗った盆を持った千枝
      が来る。
 千枝 「お紅茶をどうぞ。後で差し上げますけど、一寸、このママレード
      お味見してみて」
 久美 「これも叔父様が?」
 藤原 「友だちが夏みかんを送ってくれたんで」
      ママレードをスプーンですくって、舐めてみる久美と早苗。
 久美 「叔父様、グーよ」
 早苗 「甘すぎず、酸っぱすぎず、ほどよい苦味が口いっぱいに広が
      って、作った方に似て、苦味走った大人の味って、とこかしら」
 千枝 「下ごしらえだけで、2日がかりなの」
 早苗 「大変なのね」
 藤原 「いやぁ、僕にとっちゃ、これも手間隙かけた、楽しいお遊びの
      ひとつなんですよ」
 久美 「叔父様って、ホント人生を楽しむ達人ね。でも、これは、矢張り
      ママレードじゃなくて、パパレードだわね」

                                   THE END


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# by pooch_ai | 2005-01-23 23:53

白鳥を観に行った日


白鳥を観に行った日_c0019055_2256434.jpg
この間、菅生沼というところへ、白鳥を
観に行って来た。正確には、デジカメの撮影に行ったのだが、心無い人が、白鳥に危害を加えた様で、私たちが訪れた日には、綱が張られていて、沼地へは入れず、間近で、白鳥を観る事も、カメラに収めることも出来なかった。


私が、”白鳥”という鳥の名前と、その存在を心にとめたのは、絵本で、童話・「醜いアヒルの子」を読んだときであった。

他の雛鳥たちとは、羽の色や姿形が違うため、「不恰好」と、あざけられ、のけ者にされていたアヒルの子が、ある日、突然、美しい白鳥に変身していたというストーリーは、幼心に、強烈なインパクトをもたらした。

白鳥を観に行った日_c0019055_23385872.jpgそして、貴婦人のうなじのような、優雅な首を、一寸傾げたような仕草で、水鏡に映った、自分の姿に見とれている、白鳥の挿絵は、うっとりするほど魅惑的でもあった。
その白鳥が、群れをなして飛来している沼が、東京近郊にあると聞き、私の胸は、期待に高なった。


水面をすべるように泳いでゆく白鳥の姿を、脳裏に思い描いたりしていただけに、ただ、遠くから、指をくわえて眺めている以外、どうすることもできないのは、とてもはがゆかった。
白鳥を観に行った日_c0019055_2358245.jpg

だが、当日は、風もない晴天で、昼食後、ジグザグに続く、長い、長い、木造の橋を渡って訪れた「ミュージアムパーク」で、広大な庭園を散策しているうちに、そんな気分は、どこかへ吹き飛んでしまった。

枯れ芝が続く、なだらかな斜面の広場には、雪よけのわらを巻いた樹木の、大きなつくしん坊のような姿が、人目をひいており、日陰には、雪も残っていた。
かと思えば、一方では、紅梅が、ちらほらほころび始めており、新芽のふくらみに、早や春の息吹が感じられた。
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さらに、「栴檀は双葉より芳し」の栴檀の実を、生まれて初めて目にしたときの驚き。他にも、珍しい「みつまた」とか、「カミソリの木」があったり、黄色、紫、オレンジなど、色鮮やかに咲き乱れるパンジーの花々が、優しく心を和ませてくれたり・・・と、冬の日差しを浴びながら、自然と触れ合った、心に残るミニ、ミニ旅行であった。
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# by pooch_ai | 2005-01-14 22:53

素敵なお年玉

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昨日、オーチャードホールで開かれた、東京フィルの「ニューイヤーコンサート」に行って来た。

暮も押し詰まった28日に、突然思い立って、電話をしてみたところ、多分、キャンセルがでたのであろう、1階、12列、21番という、指揮者の真正面のシートが取れたのは、ラッキーであった。

前夜、TV中継されていた「ウィーンフィルのニューイヤーコンサート」ほど、華やかではないものの、新春に相応しく、舞台は花で飾られ、開演前から、雰囲気を盛り上げていた。

サブタイトルに、”どこかで出逢ったあのメロディー”とあるように、演奏曲目も、おなじみの曲が多いうえ、楽しい趣向が盛りだくさんの、肩の凝らないコンサートで、心豊かなひとときをすごすことができた。

第1部の「ザ・舞踏会」は、J.シュトラウスⅡの「喜歌劇≪こうもり≫序曲」から始まり、次いで、「アンネン・ポルカ」が演奏されたが、指揮者の尾高忠明が、ナヴィゲーターを兼ねており、彼の軽妙な話術が、聴衆の笑いを誘っていた。

「ポルカ≪観光列車≫」のときは、子供の”電車ごっこ”さながらに、前後を男女2名の楽団員に挟まれた指揮者が、笛を鳴らして、客席から登場。演奏の間中、ふたりは、通路を練り歩いており、その”お茶目な(?)”演出に、会場は、完全にリラックス気分。

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その後も、ポルカ2曲とワルツが続き、最後は、ワルツと言えば、誰もが真っ先に思い浮かべるであろう「美しく青きドナウ」で、第1部の幕は下ろされたが、聴いているうちに、自然に、体が左右に動き出しそうであった。





そして第2部は、「あの感動をもう一度」と題された、私の大好きな映画音楽特集。

オープニングは、「地獄の黙示録」。ワーグナーの”ワルキューレの騎行”の迫力ある演奏に圧倒されたが、次の”ムーンリバー”では、黒いイヴニングドレスに身をつつみ、長いパイプを手にしたオードリー・ヘップバーンの姿が、目に浮ぶようであった。


素敵なお年玉_c0019055_1074181.gif”シェルブールの雨傘”では、演奏者が立ち上がって、色とりどりの傘を開いたり、閉じたり、指揮者の頭上にさしかけたりと、ニューイヤーコンサートならではの仕掛けが。


さらに、”星に願いを”や”未知との遭遇”など、次々に演奏される、懐かしい映画の主題歌に、酔いしれているうちに、いつしか、終盤を迎え、”スターウォーズ組曲に。ジョン・ウィリアムズの不朽の名作とも言われているが、プログラムの最後を飾るに相応しいダイナミックさであった。

そして、アンコールに応えての大ラスは、抽選で、会場から選ばれた中高年男性の”にわか指揮者”の棒ふりで、「ラデッキー行進曲」が、演奏された。勿論、私たちも、手拍子で参加。会場全体が、笑いと興奮に包まれたまま、この日の幕は閉じられた。

余韻冷めやらぬまま、帰宅した私は、しばらくは、口をきくのも、もったいないような気分であった。夜、ベッドに入ってからも、ワーグナーの「ワルキューレ」が収録されている「オペラ曲集」のCDを聴きながら、眠りについたのであった。

尾高さん&東京フィルハーモニー交響楽団の皆さん、素晴らしいお年玉をありがとうございました!
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# by pooch_ai | 2005-01-03 22:35

Happy new year


明けまして おめでとうございます。Happy new year_c0019055_9442085.gif

今日から、2005年。新しい年の始まり、と、思うと、やっぱり、「気分も新たに・・」とか、「よし、今年は・・・」などと言ってみたくなるから不思議。
昨日が、今日に変わっただけなのに。


昨日が、今日と言えば、雪の大晦日になってしまったのには、ビックリ。
暖冬、暖冬と、言われていたのに、暮れも押し詰まった29日に、突然の雪。
でも、このときは、大きな牡丹雪だったので、羽毛のように、天から舞い降りてくる雪片に、ぼーと見とれていたものでした。
ところが、昨日のは、降り始めから、細かな粉雪だったから、これは積もるかも、と思っていたら、案の定、一面の銀世界に変わってしまった。
で、デジカメを持ち出し、2階のベランダから、下界(?)をパチリ。野外の駐車場に、停めてある車の屋根にも、積もっていたから、乗るとき、ドア開くのかな?と、一寸、心配してしまいました。でも、夜には、止んでいたから、多分、無事ご帰還遊ばされたことでしょう。


Happy new year_c0019055_17451879.jpgHappy new year_c0019055_17455611.jpg









「初雪や 根岸の里の わび住まい」なんちゃって。
昔、多分、落語に出てきた話だったと思うけど、下の句に、「根岸の里のわび住まい」と、つけると、上の句には、どんな言葉をもってきても、それなりに句になってしまう、と、聞いて、色々な言葉を、当てはめて、遊んだことを思い出しました。


「湯豆腐や 根岸の里の わび住まい」、 「夕立や 根岸の里の わび住まい」、 「蛙なく 根岸の里の わび住まい」、「菜の花や 根岸の里の わび住まい」、「文を書く 根岸の里のわびずまい」・・・。

確かに、と思うでしょ。でも、まだ、まだ、いくらでもできちゃうから、やめられない。たとえば、「桜散る、落ち葉焚く、夕焼けや、枯葉舞う、梅匂う、五月雨や、鐘の音や、鶯や、年の瀬や、渡り鳥、雨だれや、秋刀魚焼く、川の音」、とかね。

面白いから、どうぞお試しあれ(投稿お待ちしてます。傑作をご披露してね。)

なんか年の初めには相応しくない、くだらない話になってしまいました。お屠蘇代わりに、舐めたお酒のせい?かも。ま、独り言だもの、いいか。


「くだらない」で、思い出したけど、昔、まだ、京に都があったころは、関西から江戸へ来るのが「下り」で、今とは、「上り」と「下り」が逆だったんですってね。
で、京都や、大阪で作られた高級な品を、日本橋あたりの商店では、「くだりもの」と、称して、販売しており、これよりも品質の劣る江戸の製品は、「くだらないもの」と、呼ばれていて、それが転じて、「つまらない」とか「とるにたりない」と言った意味に、「くだらない」という言葉が、使われるようになったんですってね。ご存知でした?
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# by pooch_ai | 2005-01-01 17:45


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